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フィリピン・カルチャー・ウォッチャー白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク
『旅の指さし会話帳フィリピン編』などの著者として知られる、フィリピン・カルチャー・ウォッチャー白野慎也がフィリピン語やフィリピンの現代文化について楽しく紹介する、フィリピン・フリークのためのブログ。
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OPMの中のJ-POPS
フィリピン文化の特徴として、『コピー文化』とか、『オリジナリティがない』とよく言われます。では音楽はどうか? ここでも外国、特にアメリカの影響が顕著です。とくに、若者の中ではアメリカン・ポップスが人気です。しかし、フィリピン・ポップス(OPM) もフィリピン音楽界の有力なジャンルであることは間違いありません。
 そんなOPMの中でもかくれた1ジャンルとなっているのが、日本生まれのフィリピン・ポップスです。これは、日本のポップスにフィリピン語の歌詞をつけ、フィリピン人歌手が歌ったもので、JPMとかJOPMと呼ばれています。私はJ-OPMと呼んでいます。これはJapan-Made Original Pilipino Musicの略です。
 このJ-OPMですが、メロディのおいしいところだけいただきます、という感じで、歌詞の内容は、と言うと、繊細で技巧に満ちた日本語詞のメッセージをまったく踏まえず、ワンパターンな心情吐露型の典型的なOPMの歌詞に変身してしまっているのがほとんどです。日本の作詞家・作曲家名も記載されていない場合がほとんどなので、受け止めるフィリピン人音楽ファンも、それらが日本の曲だと認識知ることもほとんどありません。(著作権侵害なのですが)
 J-OPMが注目をあびたのは、1970年代に、かのメガ・スター、シャロン・クネタが五輪真弓の『恋人よ』をカバーしてヒットしてからでしょう。そしてフィリピン・ポップスの中でのJ-POPSの存在感を決定付けたのは、テッド伊藤さんが、1990年に、徳永英明の『最後の言い訳』をカバーした『Ikaw pa rin(イカウ・パ・リン:今でも君を)』をリリースして40万枚という、フィリピン音楽史上最大の大ヒットを放ったことでしょう。
 1990年以降では、1995年、宇多田ヒカルのお母さん、藤佳子の『夢は夜開く』、1997年、サザンオールスターズの『真夏の果実』のカバー曲が大ヒットしたのは、まだ記憶に新しいところです。
 ほとんどのJ-OPMは普通のアルバムにフィリピン語や英語のタイトルで紛れ込んでいるので、何気なく聞いているうちに、あれっと思って気づく場合が多いのです。
 私のコレクションだけでもJ-OPMのコレクションは140曲くらいはあります。心の片隅でJ-OPMを意識しながらOPMを聴く。こんなOPMの楽しみ方も楽しいものですよ。
 フィリピンの社会の中にも、トヨタ、プレステ、アジノモトなど日本の『モノ』はあふれていますが、日本の音楽もまた、フィリピン人の日常生活の中に息づいているのです。20051013201923.jpg


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OPMって知ってますか?
OPMってご存知ですか? Original Pilipino Music(オリジナル・ピリピーノ・ミュージック)、つまり平たく言えば、フィリピン・ポップスのことです。辞書には出てこない単語ですが、よく使う単語なので覚えておいて損はないですよ。さて、このOPM、日本でもカラオケにたくさん入っていますね。フィリピンパブなどで愛唱している方もたくさんいらっしゃると思います。
 OPMの特徴を一言で言うと、もちろんテーマは『愛』。ひたすらストレートに愛情を表現するのが特徴です。ですから日本の歌の歌詞と比べた場合、細かい情景描写や心象風景の描写はほとんどないのも大きな特徴です。改めて日本の作詞家たちの『言葉遣いの巧みさ』を感じます。しかし、フィリピンの歌の歌詞が、ストレートな愛のメッセージが主流だとすれば、フィリピン人にはこうしたストレートな愛のアプローチが効果的なことを反映しているのでしょう。だからこそ、OPMから、フィリピーナへの求愛のエッセンスを学んでしまいましょう。歌のフレーズの中から「これは使える」というものをそのまま頂いてしまうのです。だからこそ、日頃意味を考えずにOPMを歌っているみなさん、文ごとの意味を確認しながら、歌に接してみてください。『フィリピン撫子』への求愛のエッセンスも学べるし、「この歌、こんな単純な歌詞だったんだ」とか「こんな意味だったのか」など、いろいろ発見もあると思いますよ。
 OPMを学びながら歌うことは、フィリピン人とのコミュニケーションをより豊かにする、フィリピン人の精神性を学ぶことができる、気楽にフィリピン語も学べるという点で『一挙三得』。絶対お勧めの学習方法ともいえます。
 私のお勧めのOPMのいくつかはこちらをご覧下さい。 http://www.admars.co.jp/tgs/opm.htm
 歌を楽しみながら、言葉を学ぶって楽しいですよ。ぜひトライしてみてください。

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