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フィリピン・カルチャー・ウォッチャー白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク
『旅の指さし会話帳フィリピン編』などの著者として知られる、フィリピン・カルチャー・ウォッチャー白野慎也がフィリピン語やフィリピンの現代文化について楽しく紹介する、フィリピン・フリークのためのブログ。
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フィリピン人の栄養感覚
クリスマスまで、ちょうど2ヶ月、フィリピンでは本番に向けてますますカウントダウンが日々熱を帯びてきていることでしょう。というわけで、クリスマスプレゼントに関する投票、もう奥様がいる方も、彼女・彼女候補がいる方もよろしくお願いいたします。また、本物の愛のゴールに達するまでの道のりのけわしさ(?)を計る投票もご協力よろしくお願いいたします。
 今日の話題は、フィリピン人の栄養感覚です。私は、1989年8月に、やはり当時17歳のエンターテイナーとつかの間の恋に落ちて以来、平穏無事なサラリーマン稼業から徐々に方向転換。1993年から1994年、会社を休んで、マニラのスモーキーマウンテンという当時東洋最大のスラムと言われた場所で、子供たちのためのボランティア活動に身を投じたことが、フィリピーナだけではなく、フィリピンの文化、映画、音楽などフィリピンのすべてにどっぷりはまり込み、今はフィリピン・カルチャー・ウォッチャー(フィリピン現代文化研究家)となってしまう決定的な転機になってしまったわけなのです。
 子供たちのためのボランティア? それはスラムの子供たちに学費や学用品を与えて小学校に通わせる、「奨学金プラン」や、子供の親たちが就業のために、裁縫・自動車整備などの技能を身につける「就業支援プラン」、身寄りのないストリートチルドレンの社会参加・更正のための施設の運営など、いろいろなプランを実行する民間ボランティア団体の一員として私は活動していました。
 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンというかなり実績を挙げているNGOのマニラ事務所には、いろいろな専門家たちが在籍していました。教師、栄養士、看護婦、ソーシャルワーカー、自動車整備技師、裁縫訓練師、地域開発プランナーなどです。
 今日、紹介したいのは栄養士のテスです。テスは本名はマリテス、小柄ですが、笑顔がさわやかで、褐色の肌が健康的な、典型的『フィリピーナビューティー』でした。彼女は当時ピナツボ火山の噴火で被災した子供たちへのフィリピンスタイルの小学校教育プランの栄養指導を担当していました。そんな彼女が突然やせ始めたのです。「どうしたの?」と聞いたら、なんと「栄養失調なの」と言いました。
「えっ、栄養失調の栄養士?」私は一瞬、笑いをこらえられませんでした。
「1日何回ご飯を食べてるの?」と聞くと、テスはちょっとはにかみながら「1回」と答えました。
 ちょっと待ってくださいよ、人に栄養指導する本人が、1日1回しか食事しないで、栄養失調になりながらじゃ、満足な栄養指導もできないでしょう。それにそんな人が指導しても説得力がないよなあ。
 私はそんな言葉を心の中でつぶやきながら、フィリピンのひとつの現実を知ったのです。
 こんなことがありました。「フィリピンでは1日いくらあれば生活できるかなあ」と、やはり事務所の同僚に尋ねました。彼は、平然と「あるだけのお金で生活するだけだよ」と答えました。「1日3食できるお金があれば3食するし、1食分のお金しかなきゃそれで我慢するし、一文無しなら食べられないってわけさ」と、彼は笑顔で付け加えてくれました。何とわかりやすく、また過酷なフィリピン経済。
 「今日の夜は何食べようかな」なんて悩むこと自体が、一部の先進国の人々だけに許された贅沢なんだと実感した出来事でした。
 ですからフィリピン人の奥様をお持ちの方、お子さんの食事も奥様任せにしておくと大変なことになりますよ。
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